日本の「マニシングセンタ」、シェアは世界トップという話
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「マシニングセンタ」とは、機械自身が自動で工具を交換しながら、材料を削ったり、穴を開けたり、様々な種類の違う加工をできる機械です。
1958年にアメリカのKerry&Trecker社が世界で始めて開発しました。
「マシニングセンタ」と「NC旋盤」の違い
以前からあった「NC旋盤」は材料を回転させて加工するのに対して、「マシニングセンタ」は刃物を回転させて加工するという大きな違いがあります。
有名なマシニングセンタのメーカー
マシニングセンタのメーカーで有名なのが「ヤマザキマザック」です。
名古屋に本社がある企業で、100年近い歴史のある企業です。
1960年代からアメリカ輸出を始めるなど、海外進出でイギリスや、シンガポールにも進出している企業です。
マシニングセンタの数種類
マシニングセンタには数種類あります。
その中でも「横形マシニングセンタ」は、主軸が横向きに付いているものをいいます。
工作物を回転テーブルにのせて回転させながら、加工するので1つの面だけでなく数面の加工ができることが特徴です。
そのほかには「立形マシニングセンタ」というものもあります。
これは主軸が垂直方向についているものです。
これは多面加工ができませんが、板材のようなものを加工するときに有効です。
また、キタムラ機械のマシニングセンタに、難削材加工も可能なマシニングセンタというものもあります。
マシニングセンタは、ヤマザキマザック以外にも多くのメーカーが扱っています。
マシニングセンタの世界シェア
日本メーカーの世界シェアは約26%でトップです。
その次にドイツが続きます。
日本におけるトップシェアは
- ヤマザキマザック(23.4%)
- 森精機製作所(19.8%)
- オークマ(15.5%)
と続きます。