部屋のアクセントだけじゃない、防カビ、除湿機能がエコカラットの魅力
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1年半前に新築したわが家には、3カ所にエコカラットがあります。キッチンの壁、脱衣所を兼ねた洗面台のヨコの壁、玄関の壁の3カ所です。
もともとは、「キッチンをレンガの壁にしたい」という、妻のわがままをハウスメーカーに要望したところ、「似たようなもので、もっと機能的なものがありますよ」と紹介されたのがエコカラットでした。
話を聞くと、妻が希望する「レンガ壁」が実現できる上に、料理で発生する余分な湿気まで取り除いてくれるとのこと。
翌日、リクシルのショールームで実物を見ると、想像以上にリアルな「レンガ」。しかも、霧吹きでいくら水をかけても、水が下にたれてくることはない。「これはすごい」と早速発注しました。
たくさんの種類があるなか、悩んだあげく最終的に選んだのは、ベージュのブリックタイプのもの。3カ所合わせて、だいたい5平方メートル程度を施行しました。施行費込みで、10万円前後だったと記憶しています。
今回の施行はハウスメーカーを通して依頼をしましたが、エコカラット・エオリアだともっと安く施行できる所もあるようなので、リフォームの時には検討したいと思います。
新居が完成。内装の点検に行ったとき、エコカラットの壁を見て、妻が小躍りして喜んでいました。
そして、暮らし始めてわかったのは、その機能性の高さでした。
以前、マンション住まいだったときは、お風呂に入った後に脱衣所で結露が起こってしまい、壁にカビが発生していました。壁紙がはがれて、その下にカビが生えて広がるという悲惨な状況でした。
住み始めて1年半。カビはもちろんですが、脱衣所が湿気っぽく感じたことはありません。
洗面台の横に設置したので、洗顔のときは直接水しぶきをかぶります。しかし、水が下にたれることはありませんでした。デザイン性に優れているのに、吸水性が本当にすごいということが、この建材の最大のメリットではないでしょうか。
ただ、冬場はヒンヤリするので、うっかり裸で寄りかかったりすると悲鳴があがります。あと、子どもが頭をぶつけたり、腕を擦りむいたりすることがしばしば…。デメリットはいまのところ、そんなところでしょうか。
新築でエコカラットを考えているなら、照明もあわせて検討したほうがいいと思います。
ブリックタイプのエコカラットに、上からスポットを当てると、キレイに陰影が浮かびあがり、ちょっとしたカフェのようです。かたわらに観葉植物を置くと、これがまた素敵にマッチします。
人を呼びたくなる、そんな部屋になりますよ。